全国医療圏統合マスター：病院・有床診データベース
全国医療圏統合マスター：病院･有床診データベース
活用ガイド
はじめに
「全国医療圏統合マスター：病院・有床診データベース」（以下、「本マスター」）は、全国の医療機関に関する包括的な情報を提供する強力なツールです。本ガイドでは、本マスターの活用方法と価値について簡潔にご説明いたします。
本マスターは、全国の病院および有床診療所の最新情報を網羅し、医療関連の分析や戦略立案に役立ちます。以下のセクションでは、データ項目、特徴、そして具体的な活用例をご紹介いたします。
データ項目の詳細
本マスターは、令和6年4月1日現在の全国の病院および有床診療所に関する包括的なデータを提供します。医療機関関係者の皆様、特に経営者、企画部門担当者、事務部門管理者の方々に最適な情報源です。以下に含まれるデータ項目の詳細をご紹介いたします：
- 地域情報：都道府県コード、都道府県名、市区町村コード、市区町村名
- 医療圏情報：第6次、第7次、第8次の二次医療圏コードと名称、構想区域名
- 医療機関情報：区分（医科歯科保険点数区分）、保険機関コード、医療機関名称、医療機関所在地
- 地理データ：緯度、経度（「CSVアドレスマッチングサービス」住居表示レベル変換データ）
マスターの特徴と価値
- 包括性：全国の病院および有床診療所を網羅し、多角的な分析を可能にします。これにより、競合状況や連携可能性の詳細な把握が可能になります。
- 最新性：第6次から第8次までの医療圏情報を含み、時系列での分析に活用できます。医療政策の変遷に応じた戦略立案に役立ちます。
- 地理情報連携：緯度経度データにより、地理的分析や見える化が容易です。患者の利便性や医療資源の適正配置の検討に活用できます。
- 行政区分との連携：市区町村コードを含むことで、様々な統計データとの結合が可能です。地域の人口動態や疾病構造との関連分析に有用です。
- 医療計画への活用：構想区域名や二次医療圏情報を含むことで、地域医療構想や医療計画の分析に活用できます。将来の医療需要予測や機能分化の戦略立案に役立ちます。
活用例と応用
一般的な活用例
本マスターは、医療機関の戦略立案、医療政策の研究、地域医療の分析など、幅広い用途にお使いいただけます。特に以下のような活用が可能です：
- 競合分析：地域内の医療機関の分布や特性を把握し、自院の位置づけを明確化
- 連携戦略：地域内の他医療機関との連携可能性を地理的・機能的に分析
- 経営計画：地域の医療需要と供給のバランスを考慮した中長期経営計画の策定
- 施設計画：既存施設の効率化や機能転換、規模適正化を考慮した戦略的な施設経営計画の策定
関連情報と追加資料
当社では、以下の関連情報も提供しております：
- 二次医療圏の変遷：医療圏が変更された地域の新旧対応関係を詳細に示す表をご用意しております。詳細はこちらからご確認いただけます。
- 二次医療圏構想区域対応表：二次医療圏と構想区域の対応関係を明確に示した表をご提供しております。詳細はこちらからアクセスいただけます。
これらの追加資料と本マスターを組み合わせることで、より深い洞察と詳細な分析が可能となります。医療政策の変遷や地域ごとの特性を綿密に考慮し、より精緻で包括的な分析にお役立てください。
具体的な応用事例
本マスターと当社が提供する有償の「地域包括医療病棟入院料」届出受理施設一覧データを組み合わせることで、「地域包括医療病棟入院料」を届け出ている施設の地理的分布を見える化することができます。このマップにより以下のような分析が可能になります：
- 地域格差の見える化：「地域包括医療病棟」の整備状況を地図上で確認することで、地域間の格差を明確に把握できます。これにより、自院の機能分化や地域での役割を戦略的に検討することが可能になります。
- 医療資源の効率的配置：人口統計データと組み合わせることで、地域包括ケアシステムに必要な医療資源の最適な配置を分析できます。これは、将来の医療需要に応じた自院の機能強化や新規サービス展開の計画立案に役立ちます。
- データ駆動型の経営戦略：競合施設の分布や地域のニーズを見える化することで、エビデンスに基づいた経営戦略の立案が可能になります。新規参入や機能転換の意思決定を、客観的なデータに基づいて行うことができます。
このように、本マスターと「地域包括医療病棟入院料」届出受理施設一覧データを組み合わせることで、より精緻な地域医療分析が可能になります。これらのデータを活用することで、医療機関の皆様は地域の実情に即した戦略的意思決定を行い、効果的な医療提供体制の構築に貢献できます。「地域包括医療病棟入院料」の詳細な届出情報については、同一ソースを使用している当社データのご利用をご検討ください。
まとめ
「全国医療圏統合マスター：病院・有床診データベース」は、医療機関関係者の皆様に提供される戦略的意思決定支援のためのツールです。主な特徴と価値は以下の通りです：
- 包括的なデータ：全国の病院および有床診療所の最新情報
- 多角的な分析：地域、医療圏、医療機関、地理データの統合
- 時系列・地理情報：第6次から第8次までの医療圏情報、緯度経度データ
- 他データとの連携：市区町村コードで統計データと結合
これらの特徴により、競合分析、連携戦略立案、経営計画策定など、幅広い用途にご活用いただけます。当社の追加資料や関連データと組み合わせることで、より深い洞察が可能となります。
医療環境が急速に変化する中、データに基づいた戦略的意思決定の重要性は増してきております。本マスターが皆様の医療機関経営や地域医療への貢献に寄与することを願っております。
| 再ダウンロード有効期間（日数） | 30 |
|---|---|
| ファイル名 | hospital-secondarymedicalarea-integratedmaster.zip |
| 公開日 | 2024/10/24 |
| バージョン | 02 |